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各世帯が上下で中庭空間を共有しプライバシーの守られた二世帯住宅
大阪府吹田市千里山 こだわり 変形地
やや密集した住宅地に建つ玄関別の完全二世帯住宅です。
隣地のマンションからの目線をどう切るかという課題に対し、やや奥まった変形地の敷地形状を利用し、ぐるりと中庭を囲んだリニアな建物形状のプランとしプライバシーを守ることを選択しました。
二世帯とのことで、1階に親世帯、2階に子世帯を設け、その中庭空間を各世帯が上下で共有することで両世帯ともプライバシーの守られた明るくカーテンのいらない空間をつくりました。
親世帯は明るさとシンプルな使いやすさを最優先にした計画としました。
子世帯はクライアントのコダワリの詰まった計画となっています。計画当時から多くの仕上材や設備、家具について造詣の深いクライアントとの設計作業はとても興味深く、その想いは現場でも一貫され、ともにイメージを共有しながら丁寧にプロジェクトが進みました。そして今回のこの複雑な建物も多くの関係者と職人の技に支えられて完成しています。
やはり住宅は人の想いと手で作る、改めてそう感じさせてくれる、そんな印象的な住まいになりました。
用途 :住宅
敷地面積 :298.5㎡
延床面積 :217.4㎡
竣工 :2018.10.30
構造 :在来木造2階建て
設計 :プラスアトリエ一級建築士事務所 向阪一郎
施工:創建
写真家 :冨田英次
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