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街並みに溶け込む外観と患者様が落ち着ける内部空間のクリニック

奈良県五條市 中谷内科医院

街並みに溶け込む外観と患者様が落ち着ける内部空間のクリニック

奈良県五條市の駅から車で10分の吉野川を越えてすぐのエリア。瓦屋根の古い屋敷が点在することに旧街道の名残を感じます。中谷文彦先生はずっとここで多くの患者さんを診てこられました。息子さんである中谷吉宏先生が院長となられることを機に近所の大きな土地に新築移転することになりました。患者さんの多くは高齢者のようです。通院してコミュニティの力で元気になるような心と身体のよりどころとなる場を整えられればと思いました。
パステルカラーの建物がすでに建っていたり、まちなみとしてはあまりいい状況ではありません。周囲の和風の建物の模倣を提案することにも抵抗はあります。まわりと違和感ない三角屋根のシンプルな形態と暗めのモノトーンの色で、素材感がないことで新しいという認識だけが
際立つ外観を目指しました。適度なインパクトがありながらも街並みに溶け込む外観にできたと思います。

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中に入ると予想外に大きな構造表し天井が見え、シンプルな形態のボックスやリングが点在します。ボックスの集合体がクリニックの機能部を形成し、それ以外の隙間を相対的な外部として待合室や廊下や中待合室にしました。

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街並みに溶け込む外観と患者様が落ち着ける内部空間のクリニック

リングが並行するベンチは外部を向いて腰掛けることもできますが、向き合って雑談することもできます。木漏れ日が日向ぼっこという言葉を連想させます。
天井高を低く抑えた廊下と中待合室は廊下の突き当たりの植栽とソファ横の隙間からの光のみで光量を抑えることで昼間でも間接照明を有効にして一瞬で落ち着く雰囲気となるようにしました。待合室まわりの造形はお年寄りにはやや奇抜に見えるかもしれませんが、迎え入れる動線と雰囲気の変化で癒しが大きいクリニックになったと思います。

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街並みに溶け込む外観と患者様が落ち着ける内部空間のクリニック

診察室に入ると、建物の最頂部に向けて、正面の上部の視界が抜けます。この開放感により白い部屋に安静な気分を与えることができました。

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診察室を抜けると注射や採血を行う患者動線とサービス動線が絡むエリアとなります。そっけないバックヤード的な雰囲気になりやすいところですが、高窓に空、横には植栽が見えるとても解放感がある高天井の空間としました。

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さらにそこを抜けると庭の植栽に開く小部屋の点滴室兼回復室がありますゆっくりくつろぎながら癒されるための最高の環境を整えました。

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用途 :医院

敷地面積 :496.33㎡

延床面積 :252㎡

竣工 :2014/10/24

構造 :木造2階建て

設計 :平岡建築デザイン 平岡孝啓/平岡美香

施工:創建

写真家 :スターリン エルメンドルフ

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